ホリエモン『新・資本論』を読んでみた


新・資本論 堀江貴文 僕はお金の正体がわかった(宝島社新書)2009/7/10


ホリエモンの本を読んだのは初めてでどんな話をするんだろうとわくわくしながら読んだものの、さらっとお金について話しただけかなぁという印象を持ってしまった。アマゾンのプレビューを読むと編集者が悪いとう意見があって、確かに内容を突き詰めていくというよりは話した内容そのまんま本にしたという感じがする。対話式の部分では、相手のことがよくわからず、ホリエモンに突っ込んだ話をさせるわけでもなく、共感できるところだけ自分の意見を述べて議論という形でもなかった。

ホリエモンのことをあまり知らないので肯定派でも否定派でもないけれど、人情味あふれるタイプというよりは冷静で客観的に利益をまず一番に考える資本家というイメージ。そんなイメージしかない中、お金=信用ということを本の大部分で説明していて、若いころのバックパッカーの経験と合わせてその人物像に驚いた。頭の固いインテリというよりは毒舌のお金持ち。現実はこうだとストレートに表現する反面、聞き手の受け取り方を考えることなく自分の意見を突き通すタイプなのかなぁと思った。量も内容も薄い一冊の本を読んだだけではわからないので、どういった考え方をするのかもっとホリエモンを知ってみたくなった。

まとめ


資本論として読みたい人にはおススメできないけれど、1時間程度で簡単に読める本なので、ホリエモンってどんな人なんだろうとおもっている私みたいな人には読みやすい本だった。

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